サンプル数1のアウトプットブログ

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「病は気から」は本当だった!病気を克服した話

病気になったとき

私は18歳のときに病気になりました。この年齢では珍しい病気で、なかなか治りづらいく、しかも痛みもある病気でした。

 

最初、投薬治療ですぐに良くなり、痛みはなくなったので完治したと思ってました。

完治したと思い込んで勝手に病院に行かなくなりました。

もちろんお医者さんの了承なんて得てません。病院に通うのが面倒だったし、痛みが無ければ問題ないと軽く見てました。

 

半年くらいして、痛みが出てきました。病気は治ってなかったのです。病院にすぐに行きました。投薬治療を再開しました。ですが、今回は薬が効きません。どんどん悪化していきます。

投薬治療の目的は、定期的に薬を体に入れていき、濃度を一定以上にしておかなければ意味がない治療だったのに、私は勝手に行かなくなったので、一定以上の濃度になるまでに時間がかかったのと、おそらく同じ薬は効かなくなっていたのだと思います。

後悔してももう遅く、そこから10年くらい通院する事になります。

 

病気の時のメンタル

本当に痛くて、我慢できないくらいの痛みで、生活に支障が出ていました。痛みが出た箇所が左手で、幸いにも利き手ではなかったのですが、じっとしていても痛く、眠れない夜もたくさんありました。

痛すぎて

「なんで私がこんな病気に?」

とイライラしていました。

 

20歳のときに担当していたお医者さんが良い人で、行くたびに何度も病気の説明をしてくれていました。病気の説明以外で毎回言われていたことは「自分の体を大切にすること」と「ストレスをためないこと」。

当時の私は夜更かしをして常に寝不足で、一人暮らしを始めて食事も偏っていて、自分の体を大切にしているとは言えない状況でした。

再発したのも一人暮らしを始めて半年くらいでしたので、こういったことが原因の一つだった可能性はあります。

 

「自分の体は一つしかなくて交換出来ないものなので大切にしよう」

「まだ若くてこれからも、この体で生きていくんだから、大切にしないと」

何度も何度も言われました。

 

これを理解するまで3年くらいかかりました。先生は本当に根気強く私に話してくれました。

 

「病は気から」は本当だった

 毎日イライラしていて、「なんで普通のことが出来ないんだろう」と思っていた私が、あるとき、病気を受け入れました。

「ああ、もう一生この痛みと一緒に生きていくんだな。だったら、痛みが少なくなるように自分を甘やかしたり、大切にしたりしよう」

そう思えたら、他人にも優しくなれました。

今までは他人に対して「なんでこんなことも出来ないんだろう」と出来ない事がある人に対して思っていました。普通のことは出来て当たり前だと思っていたのです。

だけど自分が普通のことを出来なくなって、初めて弱い立場の人のことを考えられるようになりました。自分に優しくしたら、他人にも優しくできるようになったのです。

 

すると不思議なんですが、今まで眠れないくらい痛かった左手の痛みが和らいできました。病院の検査も数値が良くなってます。薬が効いてきたのかもしれませんが、自分の病気を受け入れたタイミングだったので、まるで受け入れたら病気が治まったように感じました。

 

受け入れてからは痛みが無くなり、結果的には完治しました。完治する可能性が低いと言われていたので、本当にびっくりしています。

 

神様がいるかどうか分かりませんが、この病気になったのは神様が私に気づきを与えるためだったのかな、と思っています。

病気になったことで、自分にも他人にも優しくなれたし、普通に生活出来ることの幸せを感じることができました。

今でも普通に仕事をして、ご飯を食べて、というのがとても幸せなことだと思っています。なので病気になったことは必然で、なっていなかったら無いものねだりでいつも不満を抱える嫌な人間になっていたと思います。

 

病気はたまたま完治しましたが、もし完治しなくても、痛みと共に生きていくと思えることでメンタル的にはとても楽になりました。

 

以上、気持ちが変わったら病気が治った話でした。

この話がどなたかの心を軽くできたら嬉しいです。